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TL

「ちゃんと脚開いてろ」幼馴染に与えたご褒美

一時間前まで、絵里はローテーブルでコーヒーを飲み、仕事の愚痴をこぼしていた。幼い頃と同じ笑い方をする彼女と、三つ年上の蓮。いつもの部屋で交わされる短い言葉には、長年の距離だからこその遠慮のなさと、言い切れない親密さが宿っている。
BL

発展場で転がり込んできた男に、名前より先に腕枕した件

発展場の奥、隙間なく布団が並ぶ雑魚寝部屋。遊び疲れた京介の太腿へ、隣で眠る若い男が頭を預ける。足の痺れに耐えかねて引き上げれば、その頭は腕枕へすぽんと収まり、名も知らない二人の会話が始まる。
TL

果てたばかりなのに、自分から入れちゃう彼女。

ベッドで過ごしたあとの湯船で、浴槽の縁に置かれた「お風呂ぐっつ」を見つめる歩美。「……まだ使うの」と確かめる声をきっかけに、二人の静かな駆け引きが始まる。
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「一緒に」とうなずいた妻の、守れそうにない約束

言葉にしない合図までわかるほど、静かな夜を重ねてきた遥斗と智子。それでも遥斗には、妻をひとり置き去りにしたくないという不安がある。つないだ手を離さず、二人は互いの呼吸を確かめ合う。
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楽屋で出したあと、恋人役に「明日から俺の顔をまっすぐ見られるか」と訊いた件

台本より二拍遅れた修真の芝居に、彰は客席の呼吸まで奪われた。千秋楽後の楽屋で嫉妬を告げた二人は、翌日の稽古で演じる恋人役と、互いの視線に隠してきた思いを確かめていく。
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「それが仕事だから」――女風の処女客に、翔太は嘘をつく

シティーホテルの最上階で、コートも脱げずに立ち尽くす穂乃香。翔太は急がせず、嫌なら止めると確かめながら、その冷たい手を包む。客には等しく丁寧でいるはずの彼は、今日に限って熱が入りすぎる自分に気づいていた。
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二十年目の夫は、私の弱いところを知っている

四人の子どもが出払った、めずらしく静かな夜。明日の家事を気にする奈津子を、亮介は決して急かさない。二十年かけて覚えた呼吸とペースが、夫婦を父と母ではない時間へ連れ戻す。