葵が漏らすと、望は指の動きを早め、親指でクリトリスを同時に刺激した。
葵の体がびくんと震える。
望はそれを受け止めるように、もう一方の手で葵の腰を押さえた。
奥がきゅっと締まり、指を離さない。
絶頂が来た瞬間、葵は声を上げて望にしがみついた。
体が波打つように震え、望の指を強く締め付ける。
望は指を抜き、濡れた手で葵の頬を撫でた。
指先が光っている。
「まだ、終わらないよ」
望が言う。
葵はまだ余韻に浸っていたが、望が自分の下着を脱ぎ、葵の顔の前に跨いだ。
陰部が近づいてくる。
葵は望の陰部を見つめ、そっと舌を伸ばした。
望の味が口に広がる。
少し甘く、塩辛い。
葵はクリトリスを吸い、舌を這わせた。
望が小さく声を漏らし、腰を揺らめさせる。
葵は両手で望の太腿を掴み、もっと深く味わった。
舌を奥まで入れ、蜜をすする。
望の体が小さく跳ねる。
「葵……そこ、吸って……」
望が掠れた声で言う。
葵は言われた通り、クリトリスを強く吸った。
望の腰が激しく揺れ、太腿が葵の顔を挟む。
葵は息をしながら、舌を動かし続けた。
望が絶頂を迎えるまで、葵は止めなかった。
望が体を震わせ、葵の名前を呼んだとき、二人はようやく視線を合わせた。
望の目が潤んでいる。
部屋の時計は、出かける予定の時間をとうに過ぎていた。
でも、二人とも立ち上がる気配はない。
望が葵の隣に横たわり、指を絡めた。
汗ばんだ肌が触れ合う。
望の指が、葵の指の間に入り込む。
「……次は、ちゃんと時間に間に合うようにしよう」
望が笑う。
葵も小さく笑って、望の唇にキスをした。
まだ、熱が残っている。
望の舌が、もう一度葵の口の中をなぞった。
出かける予定は、もうどうでもよくなっていた。

