「見えなかったぶん、全部聞こえてた」――目隠しのタオルと、同棲一年目の新しい手順

「だって……想像、してたから」

ベルトを外し、先っぽを彼女の穴に当てる。

ぬるりと音がして、入口が開く。

ゆっくり沈めると、中が熱く絡みつき、根元まで埋まったところで文香の喉が鳴った。

ベッドの端に手をつけない分、文香は膝立ちのまま、俺の腕だけを頼りに上体を保っている。

腰を引き寄せて、耳元で囁いた。

「ここまで自分で言い出したんだ。途中でやめないぞ」

「やめ、なくて、いい……っ」

奥まで貫いた瞬間、文香の腰がかかと側へ沈みかけた。

声にならない息が喉で潰れて、上体が前に落ちかける。

俺は両腕を後ろからすくい上げるようにして掴み、沈みかけた腰を膝立ちに戻した。

「座るな」

「む、り……立ってられ、ない」

「立たせてやってるだろ」

腕を支点にして腰を打ちつけると、縛られた手首が俺の腹に触れて、指先が救いを探すように空をかいた。

掴むものがない。

膝を折ることも許されない。

穴は突くたびに音を立てて締まり、先っぽが当たるたびに太腿が跳ねた。

頭に血が昇った。

「やだ、これ、逃げらんない……っ」

「逃げたかったのか?」

「ちが、……ちがう、けど、っ、深い、ふかいの……先、当たって……っ」

言葉が崩れていく。

文章が単語になり、途切れた吐息だけになる。

腰を打ちつけるたびに、飲み込みきれない声が短く弾けて、そのあとに長い、細い息が続いた。

汗ばんだ背中が俺の胸に張りつき、髪から甘い匂いが立ちのぼる。

乳首が布の上から硬く尖って、揺れるたびに擦れた。

「もっと」と、聞こえた気がした。

「なんだって?」

「もっと、して……っ、朔の、余裕、なくなるまで……っ、中、かき回して……っ」

支えていた腕を持ち上げて、文香の上体を反り返らせる。

背中が弓なりになり、角度が変わった途端、穴の奥が先っぽを噛むように締まった。

彼女の声が裏返った。

「あ、っ、それ、だめ、そこ、こすれ……っ、ん、んっ」

「だめじゃないだろ」

「だめ、ほんとに、頭、白く……っ、手、ほどけない、の、に……っ、穴、ひらいちゃう……っ」

ほどけないから、耐えるしかない。

文香の指が握っては開きを繰り返す。

TL
PR
この作品をXでポスト