無口な美容師の、独占欲

目の奥が白く弾ける。

「もう、無理です」

「うん」

「立って」

今度は理人が透の腕を引いた。

フェラの途中で先っぽが唇から抜け、唾液の糸が顎まで落ちた。

シャンプー台の方へ、背中を押していく。

透は抵抗しなかった。

革張りの台に腰を預けた透の脚の間に、理人が入り込む。

透のズボンを膝まで下ろし、下着をずらす。

透の先っぽもすでに濡れている。

「ここでするの」

「嫌ですか」

「いや……鏡、見えるなと思って」

理人は指先に唾をつけて、透の穴に当てた。

ゆっくり沈めて、中をほぐす。

指先が沈んでいくたび、透の声が高く掠れ、途中で言葉にならなくなった。

理人の肩に爪が立つ。

二本まで入れて、出し入れする。

水音が小さく立つ。

「理人、」

「くん、は」

「もう、いい……っ、早く」

理人は指を抜いた。

濡れた穴が開いたまま、閉じきらない。

先っぽを当てて、腰で押し込む。

根元まで沈めた。

重なった。

透の体が震え、声が喉の奥で砕けた。

理人は動きを止めて、透が息を整えるのを待った。

汗ばんだ額に唇をつける。

「痛い?」

「平気。……お前、無口なくせにこういうときだけ喋るな」

「透さんが黙ってくれないから」

ゆっくりと動き始める。

引き抜いては、また根元まで沈める。

鏡の中で、二つの腰が密着して揺れた。

理人の腰が透の腿の裏にぶつかるたび、結合したところまで街灯が白く縁取る。

透の腕が理人の首に絡み、離れない。

声が、抑えようもなく零れ続ける。

「透さん、鏡……見てますか」

「……見てない。恥ずかしいだろ」

「見てほしい」

掠れた声で言うと、透は薄く目を開けた。

街灯の白い光が革張りの台に落ちて、つながった二人の輪郭だけを頼りなく縁取っている。

鏡の中で、自分の腰が理人に開かれて沈んでいる。

「……ずるい、そういう言い方」

「本当のことです」

鏡越しに、理人の目が真っ直ぐこちらを見ていた。

理人の手が透の腰を支え直す。

角度が変わって、先っぽが奥に当たった。

透の言葉が途中で途切れた。

声にならない息が耳元にかかり、理人はその音にだけ従って動いた。

透の指が理人の背中を探り、シャツの布を握り込む。

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